公式予告

OpenAI公式ティザー、DevDayは東京含む世界へ

ポイント

  • OpenAIの開発者向け公式アカウントが「あと72時間、見せる番だ」という文言とともに、紫・オレンジ・緑の球体が浮かぶティザー動画を投稿しました
  • 常時稼働エージェント「O」への言及ではという憶測が広がる一方、DevDayの世界展開「DevDay Exchange」も東京10月20日を含めて具体化しています
  • DevDay本編は日本時間9月30日午前2時に開幕し、基調講演は無料でライブ配信されます

「あと72時間」ティザーの中身

9月26日、OpenAIの開発者向け公式アカウント「OpenAIDevs」が短い動画を投稿しました。

本体アカウントの「OpenAI」ではなく、開発者向けの別アカウントからの投稿です。

映像に映るのは紫・オレンジ・緑、3色の光る球体だけで、添えられた文言は「あと72時間。作ってきたものを見せる時が来た」というものでした。

具体的な製品名は一切書かれていません。それでもTestingCatalogをはじめ海外メディアの多くは、常時稼働エージェント「O」の予告だとみています。

ChatGPTの設定に見つかった表示名やメールアドレスの末尾など、これまでの手がかりは別記事の「OpenAIの新エージェント「O」、9/29のDevDayで発表か」で詳しく整理しています。

東京にもDevDayがやってくる

もうひとつの動きが、DevDay自体の世界展開です。

OpenAIは8月18日、公式コミュニティで「DevDay Exchange」という開発者向けイベントを世界8都市で開くと発表していました。ティザー動画とは別のタイミングで、すでに固まっていた計画です。

これまでのDevDayはサンフランシスコだけの1都市開催でしたが、10月から11月にかけて各地に広がります。

都市 開催日
ベンガルール 10月16日
東京 10月20日
ソウル 10月22日
ベルリン 10月26日
パリ 10月28日
ロンドン 11月3日
サンパウロ 11月6日
メキシコシティ 11月11日

東京会場の開催は10月20日です。参加申し込みはすでに9月17日で締め切られており、当日は現地でOpenAIの担当者と直接話せる機会になるとみられます。

参加費や具体的なプログラムは、各都市ごとに追って案内される予定です。

半年かけて積み上げてきた布石

Oが本当に出てくるとすれば、唐突な発表ではありません。

OpenAIはこの半年、企業向けのエージェント機能を段階的に広げてきました。

時期 発表 内容
2月5日 Frontier 企業がAIエージェントを構築・管理する基盤
4月22日 Workspace Agents チームで共有できる常駐型エージェント
7月22日 Presence 音声・チャットでエージェントを展開する仕組み

Presenceは自社の英語サポート電話窓口にも使われており、問い合わせの75%を人手を介さず解決していると公式に説明されています。

Oは、こうした企業向けの仕組みを個人利用者向けに落とし込んだ製品になるのではとみられています。

似た立ち位置の製品は他社にもあります。xAIは8月11日に常時稼働の「Grok Bot」をベータ公開し、Nous Researchも2月25日から「Hermes Agent」を常時稼働のクラウド版として提供しています。

「O」の手がかりと、噂の価格帯

ChatGPTの設定からは、表示名「O」とメールアドレスの末尾「-o」が見つかっています。

月100ドルのProプランの申込画面にも、一時的に特典として「o, your always-on assistant」の文言が表示されたと報じられました。

料金面では、既存の月100ドル・200ドルのProプランに加えて、月500ドルの新プラン「ChatGPT Pro Max」も準備中と伝えられています。

こうした報道を受けて、予測市場では「OpenAIの個人向けAIエージェントが10月1日までに出る」確率が、1か月前の17%から69%まで上昇しました。

期待が先行するが、まだ確定ではない

ここまでの情報は、どれもOpenAIが自ら説明したものではありません。

ティザー動画も、何を見せる予告なのかは一切明言していません。

数日前には「Aeon」という別の名前も話題になりましたが、これはOとは別の社内向けの仕組みを指すとみられています。

現時点で裏付けはありません。あくまで状況証拠の積み重ねから、海外メディアが可能性の高さを報じている段階です。

明日、何が起きるか

DevDay本編は9月29日、サンフランシスコのFort Mason Centerで開かれます。

現地時間の午前10時、日本時間では9月30日の午前2時から、サム・アルトマンCEOの基調講演で始まる予定です。

基調講演のあとには技術セッションやハンズオンデモも予定されており、Oだけでなく企業向けの新機能「Managed Agents」の発表も見込まれています。

会場への現地参加はすでに応募が締め切られていますが、基調講演は誰でも無料でライブ配信されます。

AIリーク情報局の見立て:公式の「匂わせ」は当たりやすいが、名前の予想は外れやすい

参考になる前例が、つい6日前にありました。

9月22日、OpenAIの製品担当者ティボ・ソティオー氏が「大きな火曜日」になるとほのめかし、TestingCatalogはGPT-6の「Sol」「Terra」「Luna」の3モデルが出るのではと予想しました。

翌日、実際に公開されたのはSolとLunaの2つで、Terraは含まれていませんでした。

つまり「何かが出る」という予告自体は当たりましたが、具体的な顔ぶれの予想は半分外れています。

今回の「あと72時間」ティザーにも同じ構図が当てはまりそうです。OpenAIの関係者や公式アカウントが匂わせた場合、DevDayで何らかの発表があること自体はほぼ確実と言えます。

一方で、それが本当に「O」という名前のまま出てくるかは別問題です。OpenAIはティザー動画でもOという言葉を一度も使っておらず、社内の呼び名は発表直前まで変わることが少なくありません。

当サイトの見立ては「DevDayで常時稼働型の発表がある可能性は高い。ただし正式名称が『O』のままかは五分五分」です。DevDayの後に、この記事で答え合わせを追記します。

OpenAIの「DevDay Exchange」に関する質問

DevDay Exchangeとは何ですか?

OpenAIが10月から11月にかけて、世界8都市で開く開発者向けイベントです。

ベンガルール、東京、ソウル、ベルリン、パリ、ロンドン、サンパウロ、メキシコシティで順番に開催されます。

東京会場はいつ、誰でも参加できますか?

10月20日の開催です。

参加申し込みは9月17日ですでに締め切られており、これから新規に申し込むことはできません。

DevDay本編とDevDay Exchangeの違いは何ですか?

DevDay本編は9月29日にサンフランシスコで開かれる、新機能を発表する場です。

DevDay Exchangeはその後、各都市の開発者同士やOpenAIの担当者と直接交流するための、規模の小さいイベントと位置づけられています。

ティザー動画は「O」の発表を確定づけるものですか?

いいえ。動画には製品名の記載がなく、海外メディアの推測にとどまります。

OpenAI自身は、Oという名前を一度も公式に使っていません。

明日の発表はどこで見られますか?

DevDay本編の基調講演は、日本時間9月30日午前2時から無料でライブ配信されます。

サム・アルトマンCEOの登壇から始まり、技術セッションが続く予定です。