Gemini 4は10月中旬〜下旬に公開か、新たに7つのリーク
ポイント
- AIモデルの動向を追う海外の投稿者が9月28日、Googleの次世代AI「Gemini 4」について、10月中旬〜下旬の公開を目標にしているなど7つの情報を投稿しました
- 推論の深さを選ぶ設定に「xhigh」「Max」が加わる可能性、100万トークン対応、安全対策の強化などが含まれます
- Googleは日付を発表していませんが、DeepMind幹部が9月24日に語った「仕上げの段階」「年末よりずっと早く」という発言と重なる部分があります
9月28日に出た7つのリーク
9月28日の夜(日本時間)、AIモデルの動きを追いかけているXの投稿者Salio氏が、Gemini 4についての7つの情報をまとめて投稿しました。
投稿は1万回以上表示され、「ついに10月にGemini 4が来る」という一文で締めくくられています。
中身を日本語に置き換えると、次のとおりです。
| # | リークの内容 | 公式情報との照合 |
|---|---|---|
| 1 | 公開は10月中旬〜下旬が目標 | 日付の発表なし |
| 2 | 推論の深さに「xhigh」「Max」が加わる可能性 | 名称は未確認 |
| 3 | DeepMindが社内で試作版をテスト中 | 幹部の発言と一致 |
| 4 | 100万トークンを一度に読み込める | 未確認 |
| 5 | 公開に向けて安全対策を強化中 | 幹部の発言と一致 |
| 6 | Antigravity CLIの更新に新モデル向けの下準備 | 更新自体は公式記録あり |
| 7 | 文章生成と高度な推論に重点 | 未確認 |
投稿には、根拠となる画面やコードは添えられていません。
どの項目も、現時点ではGoogleが認めた情報ではない点に注意が必要です。
推論の深さ「xhigh」「Max」とは
最近の大型AIは、答える前にどれだけ時間をかけて考えるかを使う側が選べるようになっています。
簡単な質問にはすぐ答え、難しい問題にはじっくり時間をかける、という使い分けです。
「xhigh」は「high(高い)」のさらに上、「Max」は最上位を意味します。
同じような呼び名は、OpenAIやAnthropicのモデルですでに使われています。
Googleがこれに並ぶ段階を用意するなら、数学やプログラミングのような難問で勝負をかけにいく姿勢の表れといえます。
一方で、深く考えるほど答えが返ってくるまで時間がかかり、使える回数や料金にも響きます。
どの段階を無料で使えるのかは、公開時に確かめたいポイントです。
Antigravity CLIに見える下準備
AntigravityはGoogleの開発者向けツールで、AIにプログラムを書かせるためのものです。
その文字で操作する版であるAntigravity CLIは、9月15日から27日までの間に10回更新されています。
9月25日のバージョン1.2.11では、推論の深さの選び方が改良されたと記されています。
リークにある「新しい推論の段階」と話がつながる内容ですが、更新記録にGemini 4という名前そのものは出てきません。
新モデルに向けた準備だというのは、あくまで投稿者の読み解きです。
ただし、Googleが社内でGemini 4をAntigravityに使っていること自体は、後述するDeepMind幹部の発言で裏付けられています。
100万トークンは「量より賢さ」のサインか
100万トークンは、分厚い本を何冊も丸ごと一度に読ませられる量です。
長い契約書の束や、会社のプログラム一式をまとめて渡して質問できます。
ただし、これまでのリークでは別の数字も出ていました。
8月には「150万トークン」という話が広まり、9月中旬の報道でもGemini 4 Proが150万トークンに対応すると伝えられています。
さらに、1,000万トークンという数字まで出回っていますが、裏付けは取れていないと指摘されています。
今回の100万トークンは、現行のGeminiとほぼ同じ水準です。
読める量を増やすより、中身の賢さを上げる方向に力を入れているとも読めますが、数字が情報源ごとに食い違っているため、どれも確定とはいえません。
Googleが公式に認めていること
リークではなく、Google自身が話していることも整理しておきます。
まず7月21日、Googleは軽量モデルGemini 3.6 Flashの発表に合わせて、Gemini 4の「これまでで最も野心的な事前学習」を始めたと明かしました。
次に9月24日、Google DeepMindのコライ・カヴクオール氏が講演で近況を語りました。
9to5Googleによると、Gemini 4は仕上げの調整に入っており、安全テストと歯止めの組み込みを進めているとのことです。
社内ではAntigravityを動かすのにGemini 4をすでに使っているとも述べています。
公開時期については、仕上げの初期版をできるだけ早く出したいとし、年末よりずっと早い公開を望んでいると語りました。
今回のリークの「安全対策を強化中」「社内で試作版をテスト中」は、この発言とそのまま重なります。
これまでのGemini 4をめぐる動き
Gemini 4への注目がここまで高まった背景には、前のモデルのつまずきがあります。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 5月19日 | Google I/OでGemini 3.5 Proを予告、6月公開の予定 |
| 7月 | 3.5 Proの延期が続く中、ピチャイCEOがGemini 4は大規模化し、ほぼ月1回のペースで改良を出すと発言 |
| 7月21日 | Gemini 4の事前学習の開始を公表 |
| 8月 | SemiAnalysisが3.5 Proは打ち切られたと報道(Googleは認めていない) |
| 9月中旬 | Gemini 4 Proの最初の試作版が動き出し、10月公開との情報 |
| 9月17日 | 評価サイトで「gemini-3.8-flash」の名前の強力なモデルが話題に |
| 9月24日 | DeepMind幹部が「仕上げの段階」と発言 |
| 9月28日 | 10月中旬〜下旬の公開を目標とするリーク |
3.5 Proは3度にわたって予定を守れず、その間にOpenAIとAnthropicは新しい最上位モデルを相次いで出しました。
大手3社のうち、この秋に新しい旗艦モデルを出していないのはGoogleだけという状況です。
AIリーク情報局の見立て:方向性は当たり、日付は動く可能性
今回のリークのうち、安全対策と社内テストの2点はDeepMind幹部の発言と一致しています。
10月公開の話も、9月中旬に別の情報筋が同じ見通しを示しており、少なくとも2つの情報源がそろったことになります。
一方で、Googleの日付はこれまで何度も外れてきました。
5月に「6月公開」と予告されたGemini 3.5 Proは、結局一般公開されないまま打ち切りが報じられています。
これを踏まえると、「Gemini 4が年内の早い時期、10月前後に出る」という大きな流れは当たる可能性が高いと見ています。
ただし、安全テストで問題が出れば日付はすぐにずれます。
また、最初に出るのが最上位のProではなく、軽いモデルや「初期版」という形になる可能性もあります。
「xhigh」「Max」という名前や100万トークンという数字は、公開時に変わってもおかしくありません。
Gemini 4が公開されたら、この記事で答え合わせを追記します。
Gemini 4に関する質問
Gemini 4はいつ公開されますか?
公式の日付はまだ発表されていません。
9月28日のリークでは10月中旬〜下旬が目標とされ、DeepMind幹部も9月24日に「年末よりずっと早く出したい」と話しています。
「xhigh」「Max」は無料で使えますか?
現時点では分かっていません。
深く考える設定ほど計算量が増えるため、他社と同じように有料プラン向けになる可能性があります。
Gemini 4は何トークンまで読み込めますか?
今回のリークでは100万トークンとされています。
ただ、過去には150万トークンや1,000万トークンという情報も出ており、確定した数字はありません。
Gemini 3.5 Proはどうなったのですか?
5月に予告された後、3度にわたって公開予定を守れませんでした。
8月にはSemiAnalysisが打ち切りを報じましたが、Googleは公式には認めていません。
Geminiアプリでもすぐ使えるようになりますか?
これまでの流れでは、新しいモデルは開発者向けや有料プランから先に提供されることが多くなっています。
Geminiアプリの無料版で使えるようになる時期は、公開時の発表を待つ必要があります。